トランス脂肪酸 マーガリンの含有量はどれくらい? 身体への影響は?



先日ニュースを見ているとアメリカ食品医薬品局が、
7日にマーガリンなどに含まれている「トランス脂肪酸」に
ついて加工食品に使うことを規制する方針を明らかにしましたね。
 
magarin
 
「トランス脂肪酸」はマーガリンに含まれていることは
わかるのですが、その正体は何なのでしょうか?
 
また、含有量はどれくらいで身体には影響はないのでしょうか?
 
アメリカで規制するのに、いろいろな基準に
厳しい日本では規制しないのでしょうか?
 
私もよく食パンにマーガリンをたっぷりつけて食べるので
ちょっと心配になったので詳しく調べてみました。

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トランス脂肪酸とは?

主に食用油の生成過程で形成、含有される物質で
油脂に含まれる栄養素(※1脂肪酸)の一つです。
 
天然の食品中に含まれているものと、
油脂を加工・精製する工程でできるものがあります。
 
天然の食品は牛乳やなどの乳製品、牛肉や羊肉で
含まれるのは極微量です。
 
油脂を加工・精製する工程とは液体の油脂から半固体
固形の油脂を作る工程(硬化処理)や油脂中の不純物を除去する
工程でトランス脂肪酸が生成されます。
 
このトランス脂肪酸は7~8年前に週刊誌で「狂った油」、
食べるプラスチック」などと大々的に取り上げられました。
 
しかし、トランス脂肪酸の化学的構造がプラスチックに
似ていることからプラスチックの語句がでてきていますが、
実際にはプラスチックは合成樹脂でトランス脂肪酸とは
全く異なります。
 
トランス脂肪酸が含まれる代表的な食品は、マーガリン
※2ファットスプレッド※3ショートニングや、
それらを原材料に使ったパン、ケーキなどの
洋菓子揚げ物があります。

※1脂肪酸とは?
脂肪酸は簡単にいうと脂肪の分解物です。
この分解物はすぐにエネルギーとして使えて、
1グラムあたりブドウ糖の4倍のエネルギーを出します。
脂肪酸とグリセリンが結びついた物が中性脂肪で貯蔵用のエネルギーになります。
※2ファットスプレッド
JAS規格で「マーガリン類」の規格があり、
油脂含有率が80%未満のものをファットスプレッドと呼びます。
ちなみに80%以上のものがマーガリンです。
(ファットスプレッドは乳化剤を使い油と水を混ぜて油脂の含有率を下げています。)
※3ショートニング
水分や乳成分を含まない、油脂成分がほぼ100%の油脂。
焼き菓子やパンなどの美味しさを
引き出すためには欠かせない存在です。

 

マーガリンに含まれるトランス脂肪酸の含有量

私達がよく口にするマーガリンに含まれる
トランス脂肪酸はいったいどれくらいなのでしょうか?
 
農林水産省が発表している2011年3月9日更新の
データによりますと20種類のマーガリンが調査されています。
 
100g中のトランス脂肪酸の含有量
マーガリン    :0.94g~13g
ファットスプレッド:0.99g~10g
バター      :1.7g~2.2g
 
また、このような資料もありました。
NPO法人食品と暮らしの安全基金「食品と暮らしの安全」より

toransuganyuryou

乳製品だけでなく、フライドポテトやカップヌードルにまで
入っているとは驚きです。
 

トランス脂肪酸が身体に及ぼす影響は?

トランス脂肪酸は悪玉コレストロールと呼ばれる
LDLコレステロールを増加させ、
善玉コレステロールといわれている
HDLコレステロールを減少させます。
 
大量摂取すると動脈硬化などの
心臓疾患のリスクを高めるとされています。
 
以上のように有害作用のあるトランス脂肪酸ですが、
アメリカでは加工食品に使うことを規制されることに
なったのに、日本では規制されないのでしょうか?
 
日本人は欧米人に比べ、
トランス脂肪酸の1日あたりの摂取量
総摂取エネルギーに占める割合のどちらもが、
8分の1と大幅に少ないです。
 
だから、日本では平均的な食生活をしていれば、
トランス脂肪酸の影響は心配ないと考えられています。
 

トランス脂肪酸の含有量の少ないマーガリンは?

トランス脂肪酸の影響は心配ないとされるものの、
やっぱり気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
 
そんな方のためにトランス脂肪酸の含有量の
少ないマーガリンを紹介します。
 
創健社 発酵豆乳入りマーガリン 160g
  含有率は100g中に0.4%
  sokenhatukoutounyu
 
創健社 べに花ハイプラス マーガリン 180g
  含有率は100g中に0.5%
  sokenbenibana
 
小岩井マーガリン(ヘルシータイプ)
  含有率は100g中に1%
  koiwai
 
上記商品ですが、小売店では
なかなか入手しにくいかも知れませんね。
 
でも、楽天市場でも販売されています。
楽天市場のトランス脂肪酸フリー マーガリン
 
 
私も気になったので、大手メーカーの明治の
マーガリンはどうなのか問い合わせて聞きました。
 
すると、明治の商品でトランス脂肪酸が少ないのは
以下の商品で、全てが10gあたりの含有量は0.1gでした。

明治マーガリン
 クッキングマーガリン 400g

明治ファットスプレッド
 コーンソフト 320g
 コーンソフト かるーいタイプ 160g 
 コーンソフトバター入り 300g
 なめらかソフト 300g
 ぬってから焼く!チーズがこんがりソフト 140g

 
含有率に換算すると1%でした。
 
大手メーカーもトランス脂肪酸が、
少ないマーガリンを発売していたのですね。

 

最後に

調べてみると悪玉コレストロールを増加させ、
動脈硬化などの心臓疾患のリスクがあると分かり、
「マーガリン食べるのをやめようかな」と思いました。
 
しかし、いろいろ調べるうちに、日本人の平均的な食生活を
考えれば、トランス脂肪酸の影響はほとんどないことが分かり
ほっ」としました。
 
これで明日からも安心してマーガリンを
ぬって食パンを食べることが出来ます。
 
「でも、ちょっぴり少なめにマーガリンをぬろうかな。」
 
あなたはどうでしょうか?
 


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3 Responses to “トランス脂肪酸 マーガリンの含有量はどれくらい? 身体への影響は?”

  1. アスパラ より:

    トランス脂肪酸の質について書かれてませんが、

    マーガリンは体内で残る
    って所を凄く気にしてます。

    アメリカで、バターは禁止せず
    バターより含有量がすくない
    マーガリンを規制するのは、
    体内に残ると言う事だと理解してました。
    コレステロールが高くても、運動すれば体内に残らないと信じて。
    これって間違いなんでしょうか

    • martha より:

      こんばんは。

      お問い合わせ有難うございます。

      バターは動物性でマーガリンは植物性なので
      マーガリンのほうが健康的な油だと思いがちですが、
      それは間違いなんですね。

      トランス脂肪酸ですが、一般的にはマーガリンよりバターのほうが少ないです。
      http://www.transfat.org.uk/riskfood.html

      一般的にマーガリンが大量のトランス脂肪酸を含んでいるためアメリカで使用禁止になるようですね。

      トランス脂肪酸によって俗に悪玉コレステロールといわれるLDLコレステロールを増加させ、善玉コレステロールを減少させる作用があるのです。

      悪玉コレステロールが増えるとバランスが崩れ、余ったコレステロールが動脈硬化の原因となるようです。

      コレステロールについての詳細は下記のページに詳しく紹介してありますのでそちらをご覧下さいね。
      http://www.transfat.org.uk/risk.html

  2. アスパラ より:

    ありがとうございました。
    調べていただいて、すみません
    私もあれからネットをうろうろし、

    人口的な油脂ででる、トランス脂肪酸が、消化がしにくくたまるのかなぁ
    みたいな結論に。

    マーガリンたっぷりパンを、
    食べ続けていたため
    今さら警戒しても遅いんですが、
    子宮内膜症になったり不妊症になったり
    大人になって、アトビーが発症したりで、マーガリンのせいだけじゃないんでしょうけど、気にしてます

    なるべくバターーにかえてたんで、
    こちら見て えー間違いだったかしら?と。思ってしまいコメントを入れてしまいました。

    返信ありがとうございました。

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