マダニに刺された時の症状とは?処置はどうする?


5月1日の産経ニュースで宮崎県は1日、
マダニが媒介するウイルス性感染症
県内の80代の男性が死亡したと発表しました。
 
このウイルス性感染症とは
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)」です。
 
つい1週間くらい前にもテレビでマダニに
関する特集をやっていました。
 
madanitop
出典:http://www.nih.go.jp/niid/ja/from-lab/478-ent/3467-longicornis.html
 
テレビによるとマダニによる感染症が
増えるのは5月くらいからと言ってました。
 
やはり、5月くらいからハイキングなどに
出かける方が多くなるからでしょうね。
 
そこで今日はマダニに刺された時の症状
対処法を調べてみたので紹介しますね。

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マダニとは?

マダニ亜目マダニ科に属する大型ダニ
総称で動物などに寄生吸血します。
 
ダニといえば家ダニのような小さな生物を
思い浮かべますが、マダニはそれとは
全然違う種類生物です。
 
通常時の体長は3mmくらいですが、
吸血すると1~1.5cmにも膨れ上がります。
 
生息地は山林草原で、
春から秋にかけて活動します。
 

マダニに刺されたらどのような症状が出るの?

マダニに刺されたら多少の痛みや痒みがある場合が
ありますが、マダニに刺されたからといって、
全ての場合で症状出ることはありません
 
症状が出るのは、刺されたマダニが
細菌やウィルス保有している場合です。
 
その時の症状は、刺されたマダニの
保有する病原体によって違います。
 
では、国内のマダニはどのような病気の
病原体を保有しているのでしょうか?
 
マダニが媒介する主な国内の感染症には
以下のようなものがあります。

  • 日本紅斑熱
  • ライム病
  • 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)
  •  
    この3つの感染症の中でで一番注意が必要なのは
    重症熱性血小板減少症候群(SFTS)です。
     
    では、重症熱性血小板減少症候群(SFTS)から
    詳しく紹介していきます。
     

    重症熱性血小板減少症候群(SFTS)

    先述のようにSFTSは死亡例があり、
    最も注意が必要な危険な感染症です。
     
    その致死率は10%以上もあり、
    国立感染症研究所によると2014年5月7日現在で
    55人のSFTS患者が報告されています。
     
    このうち発症が多いのは5月
    西日本で13件が報告されています。
     
    また、SFTS患者を年齢別でみると
    50代から80代の方が多く、
    最も多いのは80代でした。
     
    sfts-fig2
    出典:http://www.nih.go.jp/niid/ja/sfts/3143-sfts.html
    (画像はクリックで拡大します)
     
    ではSFTSの病原体を持つマダニ刺されたら
    どのような症状が起こるのでしょうか
     
    ●潜伏期間
    6日~2週間
     
    ●症状
    原因不明の発熱、食欲低下、吐きけ、嘔吐、
    下痢、腹痛、頭痛、筋肉痛、咳、倦怠感、
    紫斑、下血、意識障害、痙攣、昏睡など
     
    ●致死率
    約12%
     
    感染すれば、だいたい8人に1人の割合で
    死亡するとは恐ろしいですね。
     

    日本紅斑熱

    SFTSと共に、刺されて重症になると
    死に至ることもある病気を発症することもあり、
    注意が必要な病気です。
     
    ●潜伏期間
    2日~10日間
     
    ●症状
    日本紅斑熱の症状ですが、
    「高熱」、「発疹」、「刺し口」の
    3つの特徴があります。
     
    ①高熱
    悪寒や頭痛を伴う、
    39度~40度以上の高熱が出ます。
     
    ②発疹
    熱と一緒に赤い斑点が全身に現れますが、
    あまり出ないこともあるようです。
     
    発疹が最も表れるのは3日~4日目くらいで、
    およそ14日くらい経つと消滅していきます。
     
    ③刺し口
    マダニに刺された部位が、
    5mm~10mmくらいの大きさに赤く腫れます。
     
    また、かさぶたができることもあります。
     
    この日本紅斑熱は、治療によってよくなりますが、
    先述のように重症化すると死亡することがあります。
     

    ライム病

    ●潜伏期間
    3日~32日
     
    ●症状
    ライム病の症状は
    「感染初期」と「播種期(はしゅき)」と
    「慢性期」に分けられます。
     
    ①感染初期
    マダニが刺した部位で菌が増殖をして、
    大きな赤い斑点が現れ、少しずつ大きくなります。
     
    また、周りに複数の赤い輪郭ができることもあります。
     
    その他、筋肉痛、関節痛、頭痛、発熱、悪寒などの
    症状を伴うこともあります。
     
    ②播種期(はしゅき)
    体内循環により病原体が全身に回ります。
     
    その結果、皮膚症状や神経症状、心疾患、
    ぶどう膜炎、関節炎、筋肉炎などの症状が現れます。
     
    ③慢性期
    感染してから数ヶ月~数年経つと慢性関節炎、
    慢性萎縮性肢端皮膚炎、慢性脳脊髄炎、
    角膜炎などになります。
     

    マダニに刺されたら処置をどうすればいいのか?

    マダニに刺されても、あまり痛みや痒みを
    感じないので気付かない事が多いようです。
     
    しかし、血を吸い続けることによって
    マダニは大きくなるのでそのうちに
    気付くはずです。
     
    もし、身体のどこかをマダニが咬んでいるのを
    発見したら、大変驚くことでしょう。
     
    一刻も早くマダニを取り除きたいですよね。
     
    しかし、マダニに刺されたら、
    処置は決して慌ててマダニを手で引っ張って、
    自分で取らないで下さい。
     
    isi
     
    大事な事なのでもう一度言います。
     
    マダニに刺されたら、最初の処置は、
    決してマダニ手で引っ張って取らない事
     
    もし、手で無理に引っ張って取ろうとすると
    皮膚の奥深く刺さっているマダニの頭部や口の部分が
    皮膚の中に残ってしまい感染症の原因となります。
     
    だから、ちょっと気持ち悪いかも知れませんが、
    マダニが咬んだそのままの状態で出来るだけ早く、
    皮膚科を受診して下さい。
     

    皮膚科が休みですぐに受診することができなかったら?

    日曜祭日などで皮膚科をすぐに
    受診できない場合があると思います。
     

    そういう場合には自分で取り除くしかないです。
     
    マダニの場合は先述のように病原体を保有している
    可能性があるので、そのまま放置していると
    感染してしまう可能性が高くなります。
     
    だから、早く取り除いたほうが、
    感染のリスクは少なくなるのです。
     

    マダニを取り除くには、先が細いピンセットや
    毛抜きなどを使用します。
     
    マダニの口の部分をつぶさないように、
    できるだけ皮膚に近い部分のマダニを
    つかんで慎重にゆっくりとに引っこ抜きます。
     
    引っこ抜いた後は、その部分を
    消毒しておきましょう。
     

    そして、念のために後日、
    皮膚科を受診してくださいね。
     

    最後に

    いかがでしたでしょうか?
     
    マダニに刺されたら、SFTSなどを発症し、
    死亡する場合があるとは驚きですね。
     
    たかが「ダニ」だと軽く思っていたら
    大変なことになりそうです。
     
    SFTSは特に高齢の方の致死率
    高いようなので高齢者の方は
    特に注意して下さいね。
     
    また、SFTSは今のところ西日本の地域でしか、
    発症例はないようですが、東日本の方も
    絶対大丈夫とは言えないので注意して下さいね。
     
    次回は、マダニの予防対策などについて
    紹介しますのでお楽しみに!


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