いよいよ花粉症の方にとってはイヤな花粉が
飛ぶ季節が近づいてきましたね。
私も2月~3月頃になると、くしゃみや鼻水などの
花粉症の症状がでて、憂鬱(ゆううつ)な毎日になります。
しかし、私の娘は私と違い、毎年5月のゴールデンウィークの頃に、
くしゃみや鼻水などの症状がでています。
私は、あまり花粉症についての知識がなく、花粉症の原因になる植物といえば、
スギやヒノキだけで、時期も2月~3月だけのものと思っていました。
だから、娘のくしゃみや鼻水などの症状は、
花粉症ではないと勘違いしていたのです。
しかし、よく調べてみると娘はイネ科の植物による花粉症だったようです。
私のようにスギやヒノキの花粉についてはだいたいご存知だと思うのですが、
それ以外については、案外知られていないかもしれませんね。
ということで、今日はスギやヒノキの他に花粉症の原因になる植物が
どんなものがあるのか、また飛散する時期はいつなのかを
調べましたので紹介します。
花粉症の原因植物と飛散時期
花粉症の原因のなかでも最も多いのがスギ花粉症で、花粉症の原因の
7割~8割を占めていて、ここ10年では1.5倍以上の増加しているそうです。
その他の原因となる植物は全部で約60種類ほどもあるそうですが、
一人でこの中の数種類の花粉に反応してしまい、
症状が長くなってしまうこともあります。
花粉症の症状を軽減するために、原因となる植物の種類や
飛散する時期の花粉情報を知っておくことは大切です。
下記は花粉症の主な原因植物と目安となる開花時期と飛散時期です。
地域やその年の気候によっても前後するので注意が必要です。
◆花粉症の主な原因植物の開花時期と飛散時期
スギ(スギ科)
開花期 :2月上旬
飛散時期:2月上旬~4月
群生地 :山

開花期 :3月中旬
飛散時期:3月中旬~5月上旬
群生地 :山

開花期 :3月
飛散時期:3月~5月
群生地 :湿地、水田、畑

開花期 :5月
飛散時期:5月~6月
群生地 :空き地、道ばた

ホソムギ(イネ科)
開花期 :5月
飛散時期:5月~6月
群生地 :空き地、道ばた

ハルガヤ(イネ科)
開花期 :5月
飛散時期:5月~7月
群生地 :荒地、牧草地

開花期 :5月
飛散時期:5月~8月
群生地 :空き地、道ばた

開花期 :8月
飛散時期:8月~10月
群生地 :荒地、道ばた

開花期 :9月
飛散時期:9月~10月
群生地 :空き地、道ばた

開花期 :9月
飛散時期:9月~10月上旬
群生地 :荒地、土手
上記の時期ですが、地域やその年の気候によっても前後します。
花粉情報2014
先述のように花粉の飛散時期は植物や地域などにより異なるのですが、
花粉シーズンに向けて、日本気象協会やウェザーニュースなどが、
2014年の花粉情報の公開を開始しました。
その2014年1月15日日本気象協会の発表による
「飛散開始時期」や「飛散数予測」をまとめました。
◆飛散開始時期
2014年春のスギ花粉の飛散開始ですが、早いところが2月の初めで
九州や東海地方、2月の中頃が近畿、四国、中国、関東地方だそうです。
また、北陸や東北の日本海側は例年より遅くなるようです。
◆飛散数の予測
2014年春の花粉飛散数の予測ですが、スギ+ヒノキ、シラカバの
飛散数は北海道と近畿から九州にかけては例年並みかやや多いようです。
また、東北、関東甲信、北陸、東海地方は例年よりも少ない予測です。
昨年は花粉の飛散数が多かったのですが2013年と比較すると、
対前年比30%~90%のところがほとんどでです。
日々の花粉情報は「日本気象会(花粉情報)http://www.tenki.jp/pollen/」で
公開されているので、こちらを参考にするといいでしょう。
出典:2014年春の花粉飛散予測(第3報) http://www.tenki.jp/pollen/expectation.html
最後に
調べてみて驚いたのですが、花粉症の原因になる植物って、
スギやヒノキだけでなく、60種類もあったのですね。
しかも、飛散する時期も2月~3月だけでなく、
秋の季節まで飛散するようです。
また、花粉だけでなく、ハウスダストやダニ・動物などがアレルギーを
引き起こす原因にもなっている場合があるようです。
だから、スギやヒノキの花粉の飛散時期が終わっても、
花粉症の症状がおさまらない場合は、早めの検査で
アレルギーの抗原を調べてもらいましょう。
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