最近は仕事や日常生活でパソコンやスマホなどの
情報端末を使う機会が増えましたね。
さて、あなたはパソコンやスマホなどの端末の画面を
1日のうちどれくらいの時間、見ていますか?
長時間パソコンワークをしている方などは、
目の疲れやイライラなどの症状はありませんか?
もし、目や身体、精神に異常を感じたら、
それは「VDT症候群」の可能性が大です。
近年は、パソコンやスマホなどの普及により、
日常生活が変化し、VDT症候群の方が増えています。
また、大人だけでなく、長時間ゲームをしている
お子様にも注意が必要です。
そこで、今日は「VDT症候群とは?」、
その「原因は何なのか?」、そして、
「どのような症状」が表れるのかを詳しく紹介しますね。
VDT症候群とは?
VDT症候群とは、簡単に言うとパソコンや情報端末などの
VDTを長時間使用することにより、「目」・「身体」・「精神」に
障害が起こる状態のことです。
●VDTとは
略で、パソコンのモニターやスマートフォンなどの液晶画面、
さらに、携帯ゲーム機の画面やテレビなどのことをいいます。
先述のように、仕事や家庭で日常的にこれらの
ディスプレイに接する機会が長くなっているために、
近年VDT症候群の方が増えています。
平成20年の厚生労働省の調査によりますと、
仕事でVDT作業を行う人のおよそ70%近くが
疲労症状を訴えています。
また、そのうちの約90%が目の疲れや痛み、
約75%が首や肩の凝りや痛みを訴えています。
そして、主な症状であるドライアイに関しては、
中高年や女性に多く、目の疲れなどが感じたら
一度検査してみることをおすすめします。
VDT症候群の原因
VDT症候群の原因は、
簡単にいうとVDT作業が原因です。
●VDT作業とは
Visual Display Terminalsを使った作業を言います。
一般的には、パソコンなどのコンピュータを
使った作業のことです。
このVDT作業によってVDT症候群になる原因は
以下のようなものがあります。
◆長時間パソコンを使う
パソコンを使う際に、ディスプレイと
キーボードの間で目を激しく動かしますよね。
これによって大変疲れやすくなり、また、
集中してディスプレーを見るのでまばたきの回数が
少なくなり涙が減ってしまいます。
そして、目の表面が乾燥してドライアイの
症状が出やすくなります。
このように目に大きな負担がかかってしまうと
眼精疲労となってしまいます。
◆長時間同じ姿勢でいる
長時間、無理な姿勢や同じ姿勢を続けることで、
肩や首の凝り、だるさ、腰痛、背中の痛みなどを
引き起こします。
また、視機能は自律神経にも関係があるので、
個人差もありますが、不安感やイライラ、
睡眠障害といった精神症状がみられる場合もあります。
椅子の高さやディスプレイの位置などを調整し、
無理な姿勢にならないように注意して作業をしましょう。
VDT症候群の症状
VDT症候群ですが、先述のように大きく分けて
「目」・「身体」・「精神」に症状が表れます。
では、順に症状を紹介していきましょう。
◆目の症状
◆身体の症状
◆精神の症状
最後に
いかがでしたでしょうか?
あなたにあてはまるVDT症候群の
症状はありましたでしょうか?
症候群は生命に関わることはありませんが、
慢性化することでいろいろな病気に
かかる可能性があります。
だから、常日頃からのケアが大切なんです。
VDT作業をしている方は、先述のような症状が
ないかどうか、確認してみましょう。
もし、VDT症候群のあてはまる症状がみられた場合は、
早めに眼科医や精神科医を受診して検査を受けましょう。
次回は、VDT症候群の検査法や治療法、
そして日常生活において注意すべきこと
などについて紹介します。
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