春がきて、ようやく暖かくなってきたので、
薄着で外出する機会が多くなったのではないでしょうか。
しかし、この時期に外出されている方達をみると、
紫外線対策の日傘などはまだ、さしていませんよね。
日差しがあまり強くないので、「日傘はもうちょっとしてから」
などと思っていらっしゃる方が多いようです。
紫外線は夏が強いイメージがありますが、
本当は、注意が必要なのはこの時期からなんですよ。
出典:気象庁 日最大UVインデックスの年間推移グラフ(つくば)
上のグラフを見ると4月くらいから夏
にかけて紫外線が強くなっていますよね。
日焼けやシミの原因となることで知られる紫外線ですが、
この季節に腕や首などに湿疹ができたり、
赤くはれたりしていませんか?
そうであれば、それは
「紫外線アレルギー」かもしれないです。
そこで、今日は紫外線アレルギーの症状や原因について、
また、検査方法についても調べましたので紹介しますね。
紫外線とは?
紫外線アレルギーを紹介する前に、
まず紫外線について説明しますね。
地球上に届く太陽光は暖かさを感じる「赤外線」と
目に見える「可視光線」と目に見えなくて、
何も感じない「紫外線」があります。
このなかで紫外線(UV=UltraViolet)は、
波長が短く、エネルギーが強い光なので
物質に化学変化を起こさせやすい性質があります。
この紫外線は波長の長さの違いにより下図のように
「UV-A」、「UV-B」、「UV-C」に分けられます。
出典:気象庁 紫外線とは http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/3-40uv.html
この3つの紫外線のなかで、地球に
届いているのが「UV-A」と「UV-B」です。
●UV-A
UV-Bほどの害はありませんが、
長時間浴びると健康被害の原因になります。
●UV-B
皮膚や眼に有害で、日焼けを起こしたり、
皮膚がんの原因となります。
●UV-C
大気層で吸収されるために
地表には到達しません。
紫外線アレルギーの症状と原因
紫外線アレルギーとは?
紫外線アレルギーの原因と症状を説明する前に、
紫外線アレルギーについて少し紹介します。
紫外線アレルギーは日光アレルギーや
日光過敏症、日光性皮膚炎とも呼ばれています。
日光や日光の紫外線が原因で引き起こされる
アレルギー反応のことをいいます。
普通の人が浴びても問題のないほどの紫外線照射で
皮膚に異常反応が起こります。
紫外線アレルギーの症状
紫外線アレルギーの症状ですが、一般的には
日に当たった部分だけに表れる皮膚の症状が多いです。
しかし、頭痛などの全身症状を
引き起こす場合もあります。
紫外線アレルギーの原因
紫外線アレルギーの原因ですが、
「内因性」のものと「外因性」のものに分けられます。
◆内因性による原因
紫外線を浴び続けてから、紫外線に対する抗体量を
超えることによって紫外線アレルギーを発症します。
この抗体量は人によって違い、
少しの量を浴びただけでも発症する人もいます。
これは、代謝障害や遺伝子異常など生体内の
異常が関係しています。
◆外因性による原因
服用した薬や日焼け止めの成分などが
原因となって紫外線アレルギーを
引き起こすことがあります。
薬を飲んだり、日焼け止めを塗ったりした後に
ほんの少しの量の紫外線を浴びただけでも
発症することがあります。
この原因は、服用したものや塗ったものが
紫外線を吸収し、光毒性を持ったことによります。
紫外線アレルギーの検査方法
紫外線アレルギーの検査方法ですが、
大学病院や専門医の皮膚科などで
「光線過敏症テスト」を受けます。
日光を浴びた後に先述のような症状を発症し、
病院を受診した場合には、ほとんどが
紫外線アレルギーと診断されます。
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最後に
紫外線アレルギーですが、花粉症などと同じように
ある日、急に発症する可能性があります。
紫外線アレルギーは一度発症してしまうと
治りにくい方が多いようです。
だから、現在なっていないからといって油断せず、
できるだけ紫外線を浴びすぎないように、
常日頃から気をつけてくださいね。
次回は、紫外線アレルギーの対策や治療について
紹介しますのでお楽しみに。
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