非常食といえば大抵の方が、普通に3~5年も
消費期限がある食料を大量に買い込んで
備蓄されているのではないでしょうか。
3~5年も長期保存が効くことは一見、最適のように
思われがちですが、保存できる期間が長ければ長いほど
非常食のことを忘れてしまいます。
そして、「気付いたら消費期限が過ぎてしまっていた」、
また、「もうすぐ消費期限がきれる乾パンや缶詰を
毎日食べなければいけない」といったことも多々あるようです。
捨てるのはもったいないし、乾パンや缶詰を
毎日食べるのはちょっと飽きてしまいますよね。
そこで最近注目を浴びているのが今回紹介する
新たな非常食の備蓄法「ローリングストック法」です。
非常食の備蓄法!ローリングストック法とは?
ローリングストック法は非常食の新しい考え方の
備蓄法で2013年の春頃からテレビや雑誌などで
紹介され始めました。
何も考えないで普通に非常食を備蓄していると
消費期限がバラバラで、どの食べ物がいつ、
消費期限を迎えるのかの把握が難しいですよね。
長期保存であればあるほど、その存在を忘れてしまい
先述のように気が付いたときには、「消費期限を過ぎていた」と
いうふうなことが多々あるようです。
そこで考え出されたのが、非常食を消費期限まで食べないで
置いておくのではなく、日頃から非常食を食べて、
食べたら食べた分を買って補充をしていくという方法です。
つまり、ローリングストック法とは簡単に説明すると
定期的に備蓄している非常食を食べて、食べた分を
買い足していくという行為を繰り返していく方法です。
ローリングストック法のメリット
ローリングストック法のメリットには
以下のようなものがあります。
◆消費期限が切れる前に消費することができる
定期的に非常食を消費していくために
消費期限が切れる前に食べることができる。
このため、非常食の消費期限が
切れるのを回避できる。
◆消費期限は1年でも大丈夫
この備蓄法では必ず1年以内にその食品を
消費することができるので、消費期限は
1年もあれば十分です。
長期保存の非常食は種類が少ないが、この方法では
日常的に食べているものを選ぶことができ、
いろいろな非常食を試すことができる
普段の食事で備蓄した食品を食べるので
美味しい非常食を選ぶことができます。
◆非常食が日常化される
ローリングストック法を使うと定期的(月に1~2回)に
非常食を食べることになります。
ということは、日常的に非常食を
食べることになります。
だから災害の時にも食べ慣れた非常食を
食べることが可能です。
日頃食べ慣れない長期保存の非常食よりも
食べ慣れた食事のほうが良いですよね。
ローリングストック法のやり方
ローリングストック法のやり方ですが、
まずは「12食分」の非常食を
準備するところから始まります。
ローリングストック法の非常食の備蓄
一般的に非常食の備蓄は「1人最低3日分(9食)」と
されていますが、ローリングストック法は
もう3食プラスして「1人4日分(12食)」となります。
ローリングストック法のやり方
①家族の人数×12食分の非常食を用意する
②すぐに出せて食べられるところに保管する
押入れなどはすぐに出せないのでダメです。
③毎月「非常食」を食べる日を決めてその日に食べる
備蓄している12食のうちの1食を
毎月の「非常食の日」に食べる。
例えば、毎月「第一金曜日」を非常食の日と
家族で決め、その日に食べます。
④食べた1食分を補充する
食べた翌日などに、1食分を買い足し補充します。
⑤以上のことを繰り返していく
↓画像はクリックで拡大します↓
出典:非常食の新たな備蓄法「ローリングストック法」を実践する
http://www.nhk.or.jp/sonae/column/20130217.html
飲料水もローリングストック法を使えば
市販の飲料水を備蓄することができます。
また、少し大きめのウォーターサーバーを
利用すれば循環するので備蓄にもなりますよ。
Amazon.co.jpの「非常食・保存食」の商品ページはこちら
最後に
いかがでしたでしょうか?
非常食の備蓄法を変えるだけで、多くの
レトルト食品などが対象になり、より家族の
好みに合った非常食を備蓄することができます。
それだけでなく、防災についても
考える機会が増えるでしょう。
防災の日「9月1日」まで約1ヶ月ほどありますが、
もしもの備えについて考え直してみては
いかがでしょう。
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