お彼岸といえば、墓参りをして供養をしますが、
「おはぎ」をお供えしますよね。
お彼岸でお供えした後のおはぎを食べますが、
お彼岸の期間は7日間あります。
そうなると、「おはぎはいつ食べる?」って
あなたは疑問に思ったことはありませんか?
そこで今日は「お彼岸におはぎはいつ食べるのか」、
「お彼岸におはぎを食べる由来」などを紹介します。
お彼岸におはぎはいつ食べる?
地域によって異なると思いますが、
お彼岸の入りには仏壇にお団子を供えます。
そして、お彼岸の中日におはぎを供えますが、
毎日備える必要はありません。
一度だけ供えればOKです。
その供えたおはぎですが、
いつ食べたらいいのでしょうか?
お彼岸の中日である秋分の日におはぎを
食べることが最もご先祖様へのお供え物と
しての意義があるといえるでしょう。
しかし、そうは言っても、やはり気持ちが
一番大事だと思います。
彼岸の中日にお供えができなかったら、
別におはぎを供えるのは日が前後しても
いいと思いますよ。
早くお供えして、おはぎが傷むのなら、
お彼岸の中日を待たずして、
傷むまえに食べても大丈夫です。
基本的にお彼岸のおはぎは、
お彼岸の期間内であれば、
いつ食べても構いません。
お彼岸におはぎを食べる理由は?
お彼岸におはぎを食べる理由ですが、
いろいろな説があります。
●お米とあんこの二つのものを「合わせる」ので、
ご先祖様と「心」と「心」を合わせるという
意味から始まったとされる説。
●小豆は古くから邪気を払う効果がある食べ物と
されており、それが先祖の供養になるという説。
●甘いものは貴重だった時代、特別な日には
先祖におはぎを供えて近所にふるまったという説。
以上のような色々な理由があるようですが、
お彼岸に何故おはぎなのかは、
はっきりと分かっていないようです。
おはぎとぼたもちの違いは?
一般的に春のお彼岸には「ぼたもち」、
秋のお彼岸には「おはぎ」と呼ばれますが、
何が違うのでしょうか?
実を言うと、「おはぎ」も「ぼたもち」も
餅米と小豆で作られた同じ食べ物なのです。
しかし、同じお彼岸でも食べる時期が違うために
呼び名が変えられているのです。
◆春のお彼岸に供える「ぼたもち」
牡丹の季節である春のお彼岸に供える「ぼたもち」は
小豆の粒を春の季節にさく牡丹の花に見立ててあります。
小豆は秋に収穫され、春の彼岸の時期だと
日が経っているので固い皮は捨てられて
「こしあん」にされるのです。
◆秋のお彼岸で供える「おはぎ」
萩の季節ある秋のお彼岸に供える「おはぎ」は
小豆の粒を秋の季節にさく萩の花に見立ててあります。
小豆は秋に収穫されるので、採れたてのものが
使用できるので皮ごと使える「つぶあん」にされるのです。
だから、春のお彼岸の時期には「ぼたもち」、
秋のお彼岸の時期には「おはぎ」というふうに
使い分けが必要です。
しかし、近頃は一年中、おはぎと呼ぶ店が
大半を占めています。
お彼岸とお盆の違いとは?
お彼岸とお盆のどちらも仏壇にお供えをして、
墓参りに行ったりしますよね。
このように、どちらもご先祖様を敬う行事なんですが、
どこが違うのでしょうか?
一言でいうとその違いは、
お彼岸は仏教徒として修行する行事ですが、
お盆はご先祖様をお迎えして供養する行事です。
◆お彼岸
お盆はご先祖様を招いて供養しますが、
お彼岸は招くことはしません。
仏教には6つの修行というものがあり、
一日ずつ行を実践していく期間なのです。
このように、お彼岸の期間は先祖供養が主ではなく、
修行が主になっているのです。
◆お盆
お盆は家に精霊棚を飾り、迎え火をたいて
ご先祖様を招いて、その期間にしっかりと
供養するのがお盆です。
最後に
いかがでしたでしょうか?
私も調べてみるまで、あまり気にしたことは
なかったのですが、お彼岸で食べる「おはぎ」と
「ぼたもち」はほとんど同じ食べ物だったのですね。
また、おはぎなどをお供えするときには、
ちゃんと袋からだしてお供えしなければいけない
というマナーなどもあるようです。
このように日本の文化や伝統などについて
私達が知らないことがまだまだ、たくさんあります。
これからも、疑問に感じたことをいろいろ調べて、
皆さんにも紹介していきますね。
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