そろそろ気候も暖かくなってきて、
ビールの美味しい季節がやってきましたね!
ビールのおつまみといえば、ピーナッツを
連想する方も多いと思います。
ピーナッツは英語名で日本名は
「落花生」と言うのをご存知ですよね。
この落花生は、夏に涼しくない地域なら、
庭やベランダでも、とっても簡単に
育てられるんですよ!
あなたもビールのお供に美味しい、
落花生を育ててみませんか?
とっても簡単なので初めての方でも
美味しい落花生が出来るでしょう!
そこで今日は簡単な落花生栽培の方法として、
発泡スチロール箱を使用した育て方と、
美味しい食べ方も紹介しますのでお楽しみに!
目次
落花生の種まきの時期
落花生は地温が20℃以上に
ならないと発芽しません。
外気温にして25℃を超えることの
ある時期に種まきをします。
従って落花生栽培の一般的な種まきの時期は
5月中旬~5月下旬になります。
しかし、暖かい地域では5月初旬頃で、
寒冷地では6月初旬頃を目安にするといいでしょう。
落花生の栽培で用意するもの
発泡スチロール箱を使用した落花生の栽培には、
だいたい以下の物が必要になります。
(大き過ぎると多くの土が必要になります)
・生ごみ用の水切りネット 1枚
・土(野菜の土、細かい赤玉土、畑の土など)
・肥料 化学肥料ひとにぎり、
または、発行鶏糞と油粕、あれば米ぬか 各1/2カップ
・ピクニックシート、または大きめのバケツ
・カッター、はさみ、スティックのり
・移植ごて、じょうろ
落花生の種
落花生の種は、産直センターや道の駅で、
食用に販売されているので見つけることができます。
生落花生という名前で、売られています。
殻つきのものと殻から出して、小豆色の皮が
ついている、すぐ使えるものがあります。
必ず、「生」を購入してください!
遠赤外焙煎など、火を通したものは芽が出ません。
余談ですが、種まきの残りは美味しく食べてくださいね。
フライパンで炒って塩を振り、または、
中火の油で3分揚げて塩を振って食べます。
手づくり好きな人はミルサーで砕いてすり鉢ですり、
温めながらバターと砂糖を加えて練り、
手作りピーナッツバターを作っても良いですよ。
落花生栽培に必要な発泡スチロール箱の作成
まずは発泡スチロール箱でプランターを作りましょう。
普通のプランターでは幅が狭すぎたり、
あまり大きなものにすると土がたくさん必要になります。
発泡スチロール箱なら、ちょうど一株の落花生を、
育てるのにちょうど良いプランターができますよ。
大きめの発泡スチロール箱を用意したら、
底に、カッターで穴をあけます。
穴はカッターを刺して切り抜いて、
1cm×2cmくらいの穴を10個以上あけましょう。
この大きさの穴だとそのままでは土がこぼれますので、
生ごみ用の水切りネットを切ってスティックのりで貼ります。
あけた穴の周りにのりを塗って貼ってもいいですし、
カットしたネットを穴にあて上から、のりを塗ると、
簡単に貼り付けられますよ。
落花生栽培の種まきの準備
種まきの前にまず、発泡スチロール箱を
置く場所を決めましょう。
土を入れ、水を撒くと重くなり移動すると、
発泡スチロール箱が壊れることがあります。
ですから、はじめに日当たりの良い場所に、
発泡スチロール箱を置く場所を決めて、
そのあとに土を入れます。
ベランダなどで、水はけが悪ければ、
あらかじめ、発泡スチロール箱の下に
レンガやブロックを置いておきましょう。
発泡スチロール箱に土を半分くらい入れます。
残りの土をピクニックシートに広げて、
肥料を加えてから混ぜます。
ピクニックシートがなければ、2、3回に分けて、
バケツで土と肥料を混ぜても良いです。
この土を、発泡スチロール箱に入れましょう。
土がふわふわしていたら、軽く手のひらで押して、
土を落ち着かせましょう。
土を入れる量は、発泡スチロール箱のふちから、
3~4cmほど下の位置までです。
入れ過ぎると後で土寄せが
できなくなるので注意して下さいね。
落花生栽培の種の蒔き方
落花生栽培の種の蒔き方は
とっても簡単です。
まずは、真ん中に4cmくらいの穴をあけます。
その穴に種を3~4粒入れて、土をかぶせます。
じょうろで、たっぷり水をまいて、
種まきは終了です。
もし、カラスやハトがいたずらに来る心配があったら、
発泡スチロール箱の上に大きめの透明なビニール袋を、
切って広げて、被せてセロテープでとめましょう。
芽が出てきたら、ビニールの覆いをはがしても、
もう、いたずらされないので大丈夫ですよ。
葉っぱが丸く、3枚付いた芽が2つ伸びてきます。
落花生の世話
種まきから先は3日に1回の頻度で水やりだけをすれば、
落花生を育てるのには、まったく手がかかりません。
水は1度にたっぷり撒きます。
土が乾かなければ、3~4日間は
水を撒かなくて大丈夫です。
発泡スチロール箱の土が湿っていれば心配ないので、
水をやりすぎないでくださいね。
7月、8月の暑い日が続く時には、
土が乾いていないか気を付けましょう。
落花生を育てる時は、肥料を入れ過ぎていなければ、
虫も病気も、ほとんど心配ありません。
もし、落花生の葉っぱに茶色い斑点が出たら、
これは病気なのでスプレー容器にお酢を入れ、
葉の表面に、3日に1回、スプレーしましょう。
7月になると、黄色い小さな花がつきます。
発泡スチロール箱の中の株の葉を持ち上げて、
土から少し上の茎を見てみましょう。
この花が咲き終わると、花がついていたところから、
土に向かって、まっすぐな白っぽいつるが伸びて、
まるで新しい根のように土の中に入っていきます。
この先端に落花生の実ができるのですが、
これが、落花生という名前の由来です。
つるが伸びはじめたら、発泡スチロール箱の、
ふちの方の土を落花生の根元にかき寄せます。
新しい土を、根元を覆うようにかけても良いです。
落花生の収穫時期と方法
■収穫の時期
落花生の収穫の時期は種を蒔いてから
約130日くらい、花が咲いてから約90日くらいです。
一般的には9月下旬~10月上旬で、
葉が黄ばんできて下枝が少し枯れ始めた頃が
収穫の目安となります。
実がたくさんついているか、楽しみですね!
■収穫の方法
ピクニックシートか新聞紙を
発泡スチロール箱の横に広げておきましょう。
落花生の株の周りの株から15~20cm離れたところに、
移植ごてを刺して、根ごと土を持ち上げます。
発泡スチロール箱の土を落花生の周囲をぐるりと、
移植ごてで持ち上げていきます。
これが終わったら、ゆっくり、落花生の株もとを持って、
真上にゆっくり持ち上げましょう。
広げておいたピクニックシートの上で、
土をふるい落とします。
その後、発泡スチロール箱の中の土に落花生が
残っていないか、移植ごてで土をすくって確認しましょう。
残ってないのを確認したら、
落花生の実をつるからちぎります。
あまり小さなものは、実が入っていません。
ちぎった実はすぐに水で洗い、ざるで水を切ります。
落花生の美味しい食べ方
採れたてをすぐに食べるのには塩ゆでが一番です!
鍋にたっぷりの水を入れ、海水ぐらいの濃さに
塩をたっぷり入れて落花生を40~60分茹でます。
茹でたてを、殻をむきながら食べるのが、
一番、おいしい食べ方だという人も多いです。
また、茹でた落花生は、冷凍保存ができます。
そのまま保存する場合は、天日に干して、
からからに乾いたらネットに入れて、
日が当たらない場所に保管しましょう。
保管した種は、食べることもできますし、
翌年の種としても使えますよ。
最後に
いかがでしたでしょうか?
実際に栽培してみる分ると思うのですが、
意外と簡単に落花生ができることを
体験できると思います。
ビールのつまみには最適で、
結構美味しいのでオススメです。
落花生の栽培は発泡スチロール箱を
使用することでベランダなどの
狭い場所でも育てることができます。
一度、挑戦してみてはいかがでしょうか?
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