「へそで茶を沸かす」のことわざの意味とは?使い方や類語は?



へそで茶を沸かす」とはまた、
なんとも面白い表現ですね。

まるで落語の話に出てきそうな、
どこかユーモアを感じることわざですが、
実際どういう時に使われるのでしょう。

「へそ」が体の臍のことを
指しているのだとすると、

お茶を沸かすなんてのは
あり得ないことですよね。

では「へそで茶を沸かす」とは、
あり得ないことを言っているのでしょうか。

そこで今回は、ことわざへそで茶をわかす」の
意味使い方を調べてみることにしましょう。

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「へそで茶を沸かす」のことわざの意味とは?

へそで茶を沸かす」とは
あり得ないことではなくて、
おかしくてたまらないことを言います。

あまりにおかしくてお腹がよじれるくらいに
笑い転げた時、揺れるお腹が茶釜が沸いたとき
様子に似ていることからこのようなことわざが
生まれたとか。

または大笑いしたせいで、臍で茶が
湧いてしまいそう
お腹が熱くなるからとも。

ただし、この場合の
「おかしくてたまらないこと」の中には、
たいてい嘲の意味が含まれています。

あまりにバカバカしくて笑っちゃうくらいに
くだらない、といったところでしょうか。

「へそで茶を沸かす」の由来は?

このことわざの由来ですが、どうも落語ではなく
江戸時代浄瑠璃歌舞伎からきているようです。

一番早く見られるのが、
歌舞伎の「役者三津物(やくしゃみつもの)」
1734年で、「いつもかはらぬ古格(こかく)とは、
いやはやへそが茶を沸かす」とあります。

古格は古風であることで、この場合は
古くさい」ぐらいの意味でしょうか。

元々は「へそを茶化す」で、へそを出すなんて
みっともないことだという時代に、
へそが見えたことをばかにして
大笑いすることでした。

これが時が経つにつれて変化して
「へそで茶を沸かす」になったというのです。

「へそを茶化す」よりも「へそで茶をわかす」
の方が面白いじゃないかと思ったのか。

それとも元々の言葉を聞き間違えたか
勘違いしたのか。

だとしたら、この言葉を最初に使った人こそ
「へそで茶を沸かす」と言われても
仕方ないのかもしれません。

「へそで茶を沸かす」の使い方

・いいがかりをつける気なのか知らないけど、
あんたの言うことはちゃんちゃら可笑しくて、
へそで茶を沸かすよ。

・学生の頃、俺たちとつるんでさんざん
悪さしてたあいつが先生だって?
へそで茶を沸かすぜ。

・この私を差し置いて、あんな貧相でセリフも
棒読みのど素人を主役に当てるだなんて、
へそで茶を沸かすと言われても仕方ないだろう?

・つい先だってラケットを持ったばかりの奴が
プロと試合できるわけないだろう、
へそで茶を沸かすと一蹴されるのが落ちだ。

・一見良さげに聞こえるけれど、結局得を
するのは君じゃないか。
それこそ、へそで茶を沸かすって言うんだよ。

 

「へそで茶を沸かす」の類語は?

・へそが茶を沸かす
・へそで茶を焼(た)く
・へそが宿替(やどがえ)する
・へそがくねる
・へそが西国(さいごく)する
・へそが入唐(にっとう)渡天(とてん)する
・踵(かかと)が茶を沸かす
・笑止千万(しょうしせんばん)
・片腹痛い

 

「へそで茶を沸かす」を英語にすると?

He to become a singer? What a huge joke!
(彼が歌手志望だって? へそで茶を沸かすよ)

That ridiculous suggestion convulse me with laughter.
(あまりに馬鹿げた主張だ、へそで茶を沸かすね)

What? You make me laughter/ That’s a laughter.
(なんだって? 笑わしてくれるよね、へそで茶を沸かすわ)

最後に

一般的に「へそで茶を沸かす」と
言われていますが、
正しくは「へそが茶を沸かす」なのだそうです。

「へそで茶を沸かす」だと主体が
茶を沸かす人ですが、「へそが茶を沸かす」は
主体がへそになります。

「人」か「へそ」か、何れにしてもへそは
茶釜じゃありませんからね、
お茶を沸かしたら大変です。

このことわざ、浄瑠璃や歌舞伎が
始まりと言いますが、やはり落語の話に
出てきた方がしっくりくるような。

長屋の八つぁんあたりが、べらんメェ口調で
語るのが似合うと思うのですが。

「落語に出てこないなんざ、
へそで茶を沸かさぁね」


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