「出掛けたくない…憂鬱な家族の理由は乗り物酔い」
天気がいい日には家族友人など水入らずで遠出するという方も多いはず。
ところが、中には毎回の乗り物酔いが不安で出掛けるのは憂鬱という方もいます。
しかもアトラクションだけなど限られておらず、車や船など何ででも酔ってしまう人もいますから、本人だけでなく周囲も気を遣ってしまいます。
また。同じ家族でも同じ車で酔う人と酔わない人がいるのですから不思議なものですよね。
そこで今回は、この人の楽しみな気持ちを一瞬で憂鬱にしてしまう乗り物酔いの原因や症状について調べてみました。
乗り物酔いになるとどんな症状が起こる?
老若男女問わず、車や船、電車や飛行機、アトラクションといったあらゆる乗り物に乗った際起こる症状【乗り物酔い】。
医学的には【加速度病】とも呼ばれ、乗り物に対するストレスや不安など様々な要因から起きるのではないかといわれています。
その典型的な症状は、あくびや唾液の分泌が過剰に起こることから始まり、胃もたれや胸やけといった不快症状を引き起こします。
放っておくと吐き気や嘔吐に繋がり、ここから特に気を付けたいのが夏場や冬の暖房で起きやすくなる脱水症状です。
初期的な不快症状を訴えづらいお子さんや高齢者とのお出かけでは特に注意してあげたいですね。
お酒に酔うのとはどう違う?
お酒に酔わなくても車や船では酔うという方もいるのではないでしょうか?
これはそもそもメカニズムが違うことが原因で、お酒に酔うのはアルコールの作用による脳の活動の抑制だといわれています。
お酒でも過度に酔うと嘔吐することがありますね。これはアルコール分解の際に出来るアセトアルデヒドと呼ばれる成分の作用によるものです。
では乗り物酔いの原因とはいったい何なのでしょう?
次の項では乗り物酔いの原因といわれているメカニズムについてお話ししたいと思います。
乗り物酔いの原因は自律神経の乱れ?
乗り物酔いは乗り物の不規則な揺れや、加速・減速といった反復運動による内耳の三半規管や前庭への刺激が原因といわれています。
この刺激により、自律神経やバランスを保つための平衡感覚が乱れてしまうとか。
また、元々視覚や嗅覚が敏感な人は、新車や他人の車といった乗り物の独特な匂いや景色の移り変わりに不快感を感じることも。
中にはアトラクションなどへの不安や、出掛け先への緊張など精神的ストレスを感じてしまう人もいるかもしれませんね。
ドライバーなどは同乗者にこういった方がいないかを先に気づき、適度な声掛けや温度調整などに気を遣えるといいでしょう。
しやすい人としにくい人の違いは年齢?血圧?
ところで乗り物酔いには当然ながらしやすい人としにくい人というのがいます。
基本的には乗り物に乗る経験が多い人は乗り物酔いになりにくいといわれており、要はあまり乗り物に乗り慣れていない人は大人になっても乗り物酔いしやすいのだとか。
このため乗り物酔いのしやすさは乗り物に乗る経験が少ない子供の方が多いようにも思われますが、三半規管や脳ががまだ未発達な2歳ごろまではなく、小学校入学~高学年に特に多いそうです。
小学生頃は脳の情報処理能力が発達してくる頃で、一人一人性格や体質にも個性が出てきやすい時分。
また、近頃心配なのが低血圧になりがちな子。
朝ごはんを抜いていたり夜更かしなどの多いお子さんは特に注意が必要だといわれています。
先に話したように精神的ストレスを抱えやすい人や、乗り物や外出などに不安が強い人も乗り物酔いに弱いとされています。
中には日常生活や、学校や仕事のイベントごとへの支障が出てしまうことも多くなるので、原因や予防、対策を準備して上手に向き合えるようになるといいですね。
最後に
「我が家で酔わないのはお子ばかり」
我が家ではお出掛けの車の中で携帯にじーっと見入っている子供たちの姿があります。
なかなかな時間下を向いているのでとっても心配になりますが、そんな親の心配とは裏腹に子供たちは最後まで元気です。
ところが、そんななか真っ先に具合が悪くなってしまうのはパパ。
眠れてしまえばいいようなのですが、中途半端に眠れずにいるとみるみる具合が悪くなり、うなだれ、最悪嘔吐もありました。
大人になればなるほど弱くなってしまうものなのでしょうか?
こればかりは誰も予測が出来ないので困ってしまいますね。
スポンサーリンク